入会ご希望の方へ

 先ず、ご自身に合った稽古場所を確保するため、千葉県剣道連盟居合道部の傘下にある21支部のうちのいずれかの支部に所属していただく必要があります。なお、各支部の所在地および稽古日、連絡先等の詳細については「稽古場所一覧」、「支部紹介」のページをご覧ください。

 

 剣道に準じた(一財)全日本剣道連盟公認の段級制度があり、一級から五段までは千葉県剣道連盟(居合道部)で段級審査を行います。また、これに付随して各種講習会ならびに千葉県居合道大会などの年間行事を実施しています。なお、六段以上の昇段審査および称号審査は全日本剣道連盟が行います。

 

 居合道を始めるにあたって当面必要となる道具は、「上下の稽古着(剣道衣または居合道衣、要すれば下着も)」、「ゼッケン」、「居合帯」、ならびに「模擬刀(居合刀)」の4つです。体形に合った道具を揃える必要があり、購入にあたっては入会した支部の責任者に相談することをお勧めします。特に模擬刀は品質に問題のあるものが市場に出回っているので、危険防止の意味から要注意です。

 

 

 入会金や年会費(又は月謝)は各支部により異なります。一級受審にあたっては更に千葉県剣道連盟居合道部への入会が必要となります。因みに入会金は2,000円、年会費は一般で5,000円です。また、段級審査を受審するにあたっては、別途規定に従い受審料と登録料が必要になります。なお、これらは全て所属する支部を通して納入することになります。

 

 

 段級審査は「全日本剣道連盟居合」の型12本の中から35本を指定して行われます。また受審する段位によっては古流の自由技1~2本が加わります。なお、四段以上の受審にあたっては原則として真剣を使用することが定められています。

 

  居合道が真剣を使用することに関して危険を感じられる向きがあるかもしれませんが、四段を受審できるまでに要する約7年間に、模擬刀(居合刀)での練習を十分積んでいますので恐怖感は通常無くなります。また、正しい所作で刀の抜き納めをしている限り自分の手を切ることはありません。しかし、刀の扱いや手入れが不十分で、例えば目釘が折れたのを確認出来なかった場合重大な事故に繋がることがあり得ますので、「正しい礼法と刀の操法」、「四方への気配り」と「気の入った型稽古」を常時心掛けることが是非とも必要です。